People

社員紹介

クリエイティブ部門
デザイナー チーフ
2007年入社
焼田 美奈

自分たちの価値を発揮したい

私はもともとデザインセンスのある人間ではない。ただ、努力という才能だけは持ち合わせていた。デザイン案について上司から指摘を受ければ、20案、30案とつくって再提出する。入社から2,3年は実力を認めてもらうために必死だった。業務量は多く、マンパワーで乗りきる日々が続いたが、いつしかメンバー同士で「与えられた仕事をただこなすだけで終わらせたくないよね」と話すようになった。もっと自分たちの価値を発揮したい。会社が用意してくれたステージに甘えるのではなく、私たちだからできる仕事がしたい。リーマン・ショックの折、会社の業績は下がる一方で、広告宣伝費はまっ先に削られることになった。資金繰りは厳しい。自社の広告の仕事はない。その閉塞感を打開するべく、私たちはウィルスタジオを立ち上げ、同業他社の広告制作を請け負うことにした。スタッフ部門でありながら自分たちのサービスで売上を上げ、会社に貢献しようと行動を起こしたのだ。

下請けの制作会社ではない

「中途半端は嫌いです。気持ち悪いので」。私はクライアントに対し、はっきりと意思表示をした。とある企業から社内報制作の依頼を受けていたのだが、先方の担当者の対応がいい加減で、文章や写真等の素材の提出期限を破られることが頻発した。こちらは納期を死守するためにスケジュール通り動いているのに、遅れた分をカバーしないといけない。「とりあえず発行できればいいや」程度の感覚で片手間仕事をするクライアントと、「コンペで金賞を獲るくらいクオリティの高い社内報をつくろう」と思う当社との間には、大きな温度差があった。私たちは下請けの制作会社ではない。プライドを持って仕事をしている。もう取引はなくなるかもしれないという覚悟を持って冒頭の言葉をぶつけたが、先方からは謝罪の言葉と体制見直しの連絡が返ってきた。「これまでの制作会社様よりも断然良いものをつくっていただけているので、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします」。相手の期待を超えるとき、相手の“在り方”まで変えてしまうことがある。

広告の枠を超えて

私は現在、管理職として、ウィルスタジオのクリエイティブ部門を率いている。これまで培ってきたデザイン力を活かし、強いチームをつくっていきたいと思うが、ただ、デザイン性のあるチラシやWebサイトを量産するオペレーター集団を目指しているわけではない。ウィルの資産を商品とし、コンサルティング営業チームとも連携しながら、クリエイティブの力でクライアントに価値提供を行いたいのだ。広告の枠を超えて、経営戦略や人材育成の分野にも切り込んでいく。アップルやダイソンでは、経営の中枢にデザイナーが参画し、大きな成果を挙げている。つまり、私が得意とするコミュニケーションデザインによって、クライアント内における硬直した経営の意思決定の場に創造性をもたらすことだってできるのだ。それは、チラシやWebサイト単体とは比べものにならないほど大きな価値を生み出す。職人的なミクロの視点も持ちつつ、日本や世界、あるいは5年先、10年先を見据えながら、仕事をしていきたいと思う。

他の社員の記事を見る

OTHER ARTICLES