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社員紹介

ファイナンシャル
プランニング事業
ファイナンシャルプランナー
2006年入社
安岡 佳奈

「伝える力」を身につけたい

私の両親は2人とも、地元・高知で教職に就いている。私自身も大学で教員免許を取り、将来は教師になるものだろうと思っていた。しかし就職活動の時期を迎え、そのあまりにもわかりやすい進路に疑問を抱くようになった。敷かれたレールの上を考えもなく歩いていくような人生で本当にいいんだろうか。最終的に私は、ウィルを就職先に選んだ。不動産にはまったく興味がなかったが、仕事のやりがいについて表現力豊かに語る採用担当に引き込まれてしまったのだ。私は元来、人に何かを伝えるということが得意ではない。この会社に入れば、「伝える力」をつけられるかもしれないと思った。入社後に配属されたのは不動産流通事業。家を売ることほど伝える力が求められる仕事はおそらくないだろう。しかし、想像以上の挫折が私を待ち構えていた。お客様とは日常会話さえままならず、社員間のコミュケーションも満足にできないようなありさまだった。

ただの事務処理担当では終わらない

転機となったのは、入社3年目の終わり、WFCへの異動だ。WFCはファイナンシャルプランニング事業を手がける、ウィルのグループ会社である。不動産流通営業担当から引き継いだお客様の住宅ローンや各種保険の申し込み手続きを代行し、引き渡しまでをサポートする。異動当初は、目の前の仕事に忙殺されることになった。1ヶ月に担当するお客様の数は15組前後。単純計算で年間200組近くにもなる。お客様の質問に即答できず、必要以上の時間をかけていた時期もあったが、経験を重ねるうちに改善されていった。しかし、ただ量をこなすだけでは単なる事務処理担当で終わってしまう。危機感を覚えた私は、日々の業務の合間を縫って資格勉強に励んだ。そして、ファイナンシャルプランナーの国際ライセンスであるCFP®を取得。膨大な仕事量と資格勉強がリンクし、業務効率と質は一気に高まった。今では、高度な専門知識を用いることでお客様の課題を解決し、最良のファイナンス商品を提案できるようになっている。

圧倒的な経験値を積んできた

WFCの業態は、今後大きく変わっていくことになるだろう。少子高齢社会が進行するなかで、家を購入するお客様の絶対数は間違いなく減っていく。これまで引っ越しやインテリアに関する紹介業務は行ってきたが、お客様のその後の暮らしをサポートするためのオプションのひとつとして、新電力を新たなサービスに加えることにした。「売って終わり」の商売ではなく、お客様と一生のお付き合いができるのが私たちの強み。アフターフォローは特に強化していきたい分野だ。税金の控除や保険の更新などの案内については、お客様の情報を一元管理し、その精度を高めている。また、私が今社内の若手営業担当対象に行っている税制や金融商品に関する研修を、お客様向けのセミナーに転換することもできるかもしれない。当初描いていた教師の道が、まったく別の形で実現しようとしているが、これも人生なのかなと思う。ただ、ひとつ言えるのは、私はウィルで圧倒的な経験値を積んできたということ。13年間培った伝える力で、新たな価値を発揮していきたい。

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