People

社員紹介

開発分譲事業
営業 リーダー
1996年入社
高野 良司

新築販売の仕事は難しい

「おもしろい会社があるから、試しに見にいってみたら?」。今から20数年前のこと。合同企業説明会の帰り際、会場スタッフにそう言われ、出会ったのがウィルである。当時、鞄ひとつでお客様と商談するセールスマンに憧れていた私は、ここでならそれが叶うと直感した。その後、一貫して新築販売の仕事に携わっている。新築販売は接客フローが定型化されていない。それは物件によって販売手法が異なるためだ。また、物件価格は高額で、高度な専門知識も求められる。販売物件のことはもちろん、周辺の生活施設や競合物件についても熟知しておかなければならない。さらに、マンションにしても一戸建てにしても、売る物件はひとつなので、「他にいいものがあれば紹介してください」というお客様の要望には応えることができない。この仕事は難しいと、20年を越えるキャリアがあっても思う。いかにして「高野さんからこの物件を買いたい」という言葉を引き出すかが重要なのだ。

ウィルの名前を知らしめたい

一昔前は、お客様から「ウィルってどんな会社なんですか?」と聞かれることも多かった。知名度がないため、まずは会社について知ってもらうところから始めなければ、商談にならなかった。社内においても、不動産流通事業と比べて新築販売の売上実績は低く、なかなか評価が得られない時期もあった。しかし私は、常にプライドを持って仕事をしてきた。自分ができる最高のことをやるだけだ、と。広告媒体をつくる際には、販売担当としての意見を必ず反映してもらった。物件周辺を歩きまわり、地図を貼り合わせて、お客様への説明資料をつくった。まだまだインターネットが主流ではない時代、手づくり感はあるものの細部までこだわり抜いた販売センターでお客様を出迎えた。その物件で暮らすイメージを持っていただけるよう徹底的に準備し、接客する。そして、業界でも類を見ないスピードで販売物件を完売へと導いた。ウィルの名前をもっと広く知らしめたい。この会社が生まれたばかりの頃から一緒にやっているからこそ、その思いが今も私を突き動かす。

なんかおもしろいことをする会社だな

現在は、仕入れと企画、そして販売のメンバーが、オフィスで机を並べている。顔を合わせて仕事をし、また定期的に会議を行って情報共有する。そこには、お客様のリアルな声をダイレクトに物件企画に反映する、という意図がある。事実、ビルトインガレージやインナーバルコニー、趣味室など、暮らしを楽しむための仕掛けを盛り込んだ物件シリーズは、多くのお客様からの支持を得ている。今後について、私個人としては、大阪市内でタワーマンションを手がけてみたいと思っている。大手デベロッパーがやっているような画一的なものではなく、ウィルならではのアイデアが詰まった、独自のコンセプトを持つタワーマンションだ。私たちは、ただ売上を上げる部署ではない。「なんかおもしろいことをする会社だな」と世間に認知してもらう、ウィルの広告塔でもあるのだ。そんな大きなことをするためにも、私はこれまでの経験を活かし、伝え、チームを育てていかなければならない。メンバーも増やし、さらなる伝播力を持ってウィルの名前を広めていきたいと思っている。

他の社員の記事を見る

OTHER ARTICLES