WILL Recruiting 2019 株式会社ウィル
新卒採用

堀内 祥次Shoji Horiuchi

塾長(教育)
2004年入社

高校3年間、バスケ部での活動に明け暮れた私に、大学に現役合格するほどの学力は身についていなかった。早々に浪人を覚悟するものの、女手一つで3人の子どもを育てる母親に無理はさせられない。家庭の経済状況を考えると学費の高い私学は難しく、当然一人暮らしの際の生活費も期待できなかった。自宅から通学可能な国公立大学という選択肢の中で、私は神戸大学を第一志望とした。

しかし、すぐに予備校の授業についていけなくなり、模試でもE判定が続く。「有名国公立大学合格実績ほぼゼロ」の公立高校出身の自分には無理なんじゃないか。夏頃からあきらめの気持ちがどんどん膨らんでいった。

散々な結果に終わったセンター試験の後、ようやく私は自己認識することになる。それも強烈な自己認識だった。祖母が残してくれたわずかな遺産が予備校の授業料に充てられているにも関わらず、このザマはなんだ。できないんじゃなくて、やってないだけじゃないか。全然本気になってないじゃないか。自分はなんてしょうもない人間なんだ、と。試験会場から帰る阪急電車の中で、涙がとめどなくこぼれた。その量は尋常ではなく、向かいの席に座る初老の女性が心配のあまりハンカチを差し出すほどだった。

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